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突発性難聴の治療に新手法が! 内耳細胞の再生促す

  2008年02月21日(木)

突発性難聴の治療に新しい手法の臨床試験

突然耳が聞こえなくなる「突発性難聴」の患者の耳に、
ゼラチン状の薬剤を入れて内耳細胞の再生を促し、
聴覚の回復を図る世界初の臨床試験を、京都大の
伊藤寿一教授らが2月21日までに始めました。

原因不明の突発性難聴に苦しむ患者は国内に
約3万5000人います。最近、歌手の浜崎あゆみさんも
突然左耳が聞こえなくなり注目されました。

突発性難聴は、ステロイド剤投与で治る場合もありますが、
効果がない患者も多いのが現状です。

伊藤教授らは、細胞の成長を促す作用がある薬剤に着目しました。
これをゼラチンに含ませ、中耳と内耳を隔てる薄い膜に張り付けます。
音を電気信号に変える細胞が集まる内耳器官の「蝸牛」に、
約2週間かけて薬をしみ込ませ、弱った細胞を再生させます。

臨床試験の対象はステロイド剤が効かない人です。
2月初旬、最初の患者の鼓膜を切開し、薬剤を内視鏡で
耳の中に入れました。今後20人程度の患者に試み、
うまく聴覚が回復するか確かめます。

伊藤教授は、「ステロイド治療と異なり、副作用の心配がない。
耳鳴りや目まいなど、内耳にかかわると言われる症状にも
応用できそうだ」と話しています。

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