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発がんリスクとの関係は?
医療機器のPET/CTの登場もあり、 近年の画像診断の技術進歩と普及は目覚ましくなりましたが、 逆に気になるのは、その検査による放射線の被ばくです。
発がんの可能性も指摘されていますが、大丈夫なのでしょうか?
世界中のCT設置数のおよそ半分近くを保有するといわれている日本。 4年前、英国医学誌に発表されたオックスフォード大学の論文では、 日本人が年間に受けているX線検査数は先進15カ国の中でも ダントツとのこと。
診断用X線が原因でがん患者が年間3.2%(7587件)増える 可能性があるという仮説に基づいた推定が出されています。
海外からは依然、「日本人は受けすぎです!」との声は強く、 実際のところ、発がんリスクとの関係はどうなのだろうか。
「診断による年間被ばく量は世界平均の約7倍、 先進国の約2倍と確かに多いのですが、 国際的に『発がん率が有意に増加する』とされている、 一度に200ミリシーベルトという量の80分の1。
過度な不安から早期発見を見逃すリスクの方が怖い」と話すのは、 東京慈恵医大病院の放射線部の成田浩人技師長補佐。
検査被ばくによる発がんの可能性、発がん率の推定法には、 いまだ定説がないのが実情です。
だが、X線被ばくで傷ついたDNAは、 ほとんどは細胞が修復しますが、修復に失敗した ごく一部が突然変異を起こすとがん化すると言われています。
臓器の被ばくが成人の2−5倍高くなる小児や閉経前の 女性への検査被ばくは、できる限り減らした方がいいことは 放射線医療関係者の共通した認識です。
放射線の機器には、どれだけの放射線量が出ているか表示はなく、 診療放射線技師が電流、電圧、時間の3つを組み合わせて操作します。
目安はありますが、あえて測定しなければ技師も医師も正確な 放射線量は把握できていないのが現状です。 古いX線発生装置などでは、被ばく量自体は少ないものの 100倍も差が出るケースがあるといいます。
病気にならないために受けた検査で病気になるような、 そんな事態だけは避けたいですね。
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